幻の生ハム「クラテッロ」
2005-04-30


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ちょっと前のドラマ「スタアの恋」で、スマップ草なぎ扮するサンマルコハム社員が幻のハムとして紹介していたのがイタリアのクラテッロ。確かに、普通のスーパーはおろか、デパートやいわゆる高級スーパーでもなかなかお目にかかれない。

先週末、半期に一度の大丸「世界の酒とチーズフェスティバル」に行って、ワイン・チーズの他にそのクラテッロを買ってあったのを、今日の夕食に食べた。
ドラマで存在を知り、どんなに美味いんだろうと思っていたら、去年だったか、やはり大丸のこの催しで売っていたので大喜びで買って食べたのだった。美味かった。その後、イタリア料理の店で前菜で食べたことがあり、今日が3度目となる。


ドラマではサンドイッチにして藤原紀香扮するスタアのヒカル子のお気に入りとなるのだが、買ってきたのは薄切り5枚で1,500円。なんと3,150円/100gで、サンドイッチにするなんてとんでもない。ヒカル子はさすがスタアだ。
そこで、ドラマでハム屋の草なぎが企画した「世界のハム祭り」をしようということで、デパートでイベリコ豚の肩のハムを買ってきて、我が家で「(たった2カ国だけど)世界のハム祭り」開催のはこびとなった。

写真では上にある色の薄い方がクラテッロで、その右下の濃いのがイベリコ豚。左手前の肉の固まりはスーパーで売ってた田舎風パテ。ワインはスーパー・タスカンの Solare '96を飲んだ。パンはくるみパンとバゲット。

ワインもそうだが、ハムもこうして食べ比べるとそれぞれの違いがわかっておもしろかった。クラテッロは口に含むととろけるよう。しかし脂ではなく、しっかり肉の旨みを主張している。なんと言っても香りが凄い。ビニールのパックにはさみを入れたとたんに何とも言えない芳醇な香りがキッチンに漂った。この香りがトスカーナの赤ワインとよく合ったように思う。ほどよい塩気の生ハムと熟成のピークを迎えたワインは互いを絶妙に引き立てあって、すばらしい食事を楽しめた。自分はチーズや生ハムを味わうときにあまりパンを合わせないのだが、試しに一口齧ってみるとこれまたぴったしで、ハムがパンにまつわりついた食感がおもしろい。なるほどサンドイッチにしたらさぞかし美味かろうと思った。
そんなクラテッロに比べるとイベリコ豚のハムは固くてパサパサしていた。香りも独特のクセのようなものがある。決して不味くはないのだが、クラテッロと並べて味わってしまうと、どうもアラばかりが目立ってしまう。値段はさほど変わらないのだが・・・

最初は食事が済んだらチーズにしようと思っていたが、ワインとハムがあまりにも合いすぎて思いのほかグラスが進んでしまい、食事終了前にワインがなくなってしまったので、今日はここでお終いとなった。

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