ホイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展
2017-06-02


の印象が今でも強くて、既視感がたっぷりだった。7年前は大罪も美徳も四季も全部セットで来ていたが、今回は揃っていないのは残念。7年前にはなかったもので面白かったのは、「樹木人間」くらいか。今回はバベルの塔がメインなので、版画が揃っていないのは仕方ないか。と思ったが、その割りにはボスが来てたりして、どこに力が入ってるんだか、何だか散漫とした後味だった。まあ展覧会の名前じたいが「バベルの塔展」なのだから、他は間に合わせなのに違いない。

最後にまたバベルの塔をじっくり見てから会場を出たら、11:30だった。出口にいたマスコット「タラ夫」の脚が妙にリアルだった。ちなみにこのキャラは7年前の Bunkamura では「足魚」と名付けられていた。
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グッズコーナーがなかなか充実していて、エッグスタンドがいいなと思ったが、ウチはあまりゆで卵を食べない。クリップ入れに使うというテも考えたが、それで2000円はちょっとなあ、ということで購入を断念した。結局、ボスの絵ハガキと、バベルのA5サイズ絵ハガキ(これがまた細部がよく分かる)と、キモカワマグカップと、大きな魚が小さな魚を食うTシャツを買った。図録はやめて公式ガイドブックを買った。図録は興味のなかった展示もあますところなく収録されているがガイドならその辺の配分がちょうどよかったのだ。あと、ピンズのガチャガチャもやってしまった。なんだかんだ、結構散財した。

12時ちょっと前で、昼食をとるなら今のうちだ。美術館内の2階の精養軒に入り、バベルの塔展記念メニュー(オランダのコロッケとかスープ)を食べた。
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午後は特に予定がなく、考えた結果、3月に続いて2度めのミュシャ展に行くことにした。14時に乃木坂駅からの直結出口を出ると、チケット売り場に30人くらいの列ができていた。売り場の掲示を見ると、ミュシャ展は待ちはなく、草間彌生展が40分待ちとあった。入場制限がないならいいだろう。中に入ると、混んではいたが、モノが大きいので、まあ許容範囲だった。前回味わった感動が、じわじわと蘇ってきた。一度見ているので、混んでいても落ち着いた気持ちだった。ここでももちろん、双眼鏡が活躍した。グッズ売り場の行列が凄まじいことになっていた。
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一日で小さな絵と大きな絵とを鑑賞したが、そのいずれでも双眼鏡が役立ったのが、面白いと思った。
(東京都美術館・2017年5月19日観覧)


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